こんにちは。
坂口です。
1月23日(水)に「まつげエクステサロン向けインスタグラム集客セミナー」を開催しました。
大雪翌日でお足もとが悪い中、多数の方にご参加いただけました。(キャンセルも16名出てしまいましたが…)
セミナー中の風景

セミナー参加者様との集合写真
3つほどセミナー内容に関する補足があるのでお伝えしたいと思います。
まず1点目が、第2部で質問を受けた「まつげエクステとネイルの複合店のインスタグラム活用法」なんですけど、基本的にはインスタグラムのアカウントを分けたほうがいいです。
こちらの記事にも書いたのですが、今は「専門店」が選ばれる時代です。
なので、まつげエクステ&ネイルという時点でそのお店の未来は無いのですが、苦肉の策としてインスタグラムのアカウントを別々にして入り口を専門店っぽくするという方法があります。
インスタグラムの投稿写真を見て、まつげエクステの写真だけが載っていれば、まつげエクステの専門店っぽく見えますよね。
インスタグラムのアカウントを分けて、ホームページもまつげエクステとネイルを分けて作って、入り口を専門店っぽくすることができれば個人売り上げ100万円も不可能ではありません。
お店に入ってしまえば、専門店も複合店もあまり関係ないので、技術と接客がちゃんとしていればリピートはされると思います。
続いて2点目の補足ですが、「プロフィールのリンクに貼るのはホームページじゃないとダメなのか」というお話なんですけど、絶対にホームページじゃなければいけないというわけではありません。
スマホ対応済みのホームページが100点だとすると、ホットペッパービューティーが70点、アメブロが30点ぐらいのイメージです。
最近流行っているのだと、アメーバオウンドはスマホ対応していて見やすいので、うまく作れば50点くらいのポテンシャルはあると思います。
アメーバオウンドをホームページと同じクオリティに仕上げるには相当なパソコンスキルがいると思いますけどね(^-^;)
どの媒体やツールを使うのかももちろん重要なのですが、それ以上に重要なのが、ターゲットに響く文章を書けているかどうかです。
山中さんもプロフィールの説明文の時に解説していましたが、横文字を連発した説明はNGです。
まつげエクステサロンのホームページを見ていても上部のナビゲーションに、「menu」「voie」「reservation」とか書いちゃう店ってあるじゃないですか。
そのほうがカッコいいからそうしているんだと思うんですけど、それも英語が苦手な人からしたらわかりづらいことこの上ないので、日本語で書いたほうがいいってことです。
お客様目線とはそういうことです。
ホームページを見れば、そのお店がお客様のことをどれだけ考えているか一発でわかるんです。
ぜひ、あなたが凄いと思っている人のホームページをチェックしてみてください。
ナビゲーションだけを見ても、全くお客様目線になっていないというのがわかると思います。
一応、僕もホームページ作成サービスをやっているので、興味があるかたはこちらをご覧ください。
最後の補足は、3部では僕が前で話したんですけど、「両目開眼のカメラ目線の写真は集客には使いづらい」というお話です。
NG写真の1枚目にも解説していたアレです。
写真を勉強したことがある人ならご存知かもしれませんが、「思わず目がいってしまう写真」というのが3つあって、
・カメラ目線の写真
・赤ちゃんの写真
・ペットの写真
の3つです。
思わず目がいってしまうんだったらOKなんじゃないのかと思うかもしれませんが、それがサロン集客的にはOKじゃなくてですね、カメラ目線の写真があると黒目に目がいってしまいます。
ということはどういうことかというと、「まつげに目がいかなくなる」ということです。
1回目が合ってしまうと、意識がそっちに引っ張られてしまうので、まつげエクステの価値が正しく伝わらなくなります。
僕のクライアントだと、アップワードラッシュで有名な新間さんなんかは両名開眼のカメラ目線の写真を多用していますね。
新間さんはこの写真をアップしていてもOKなんですが、それはなぜかというと、同業者相手にビジネスをしているからです。
まつげエクステの施術者は、両目開眼のカメラ目線のちょっと引きの画像を好みます。
いわゆるブランドショップのカタログ的な写真なんですけど、「まつげエクステ」という言葉を自分の世界観で表現した撮り方ですね。
同業者相手にビジネスをする場合は新間さんの撮り方が正解なんですが、一般のお客さんを相手にビジネスをする場合は新間さんの撮り方はNGなんです。
これはただ単に、
・同業者相手にスクールをやっているのか
・一般人相手にサロンをやっているのか
の違いでしかありません。
ターゲットが違うから提示するべき写真が変わるってことです。
よくまつげフォトコンテストみたいなのが開催されているじゃないですか。
ああいうので入賞するような写真はサロン集客では使い物になりません。審査しているのが同業者ですからね。
ネイルサロンのほうがわかりやすいので例に出しますが、毎年グランドチャンピオンという一大イベントがあるんですが、そこで総合チャンピオンになるためにみんなすごい頑張っているんですね。
2~3ヶ月前から終電帰りで練習するのは当たり前で、過去に優勝した人のモデルさんが、高額で買収されていたりします。
まつげエクステも一緒だと思うんですけど、モデルで仕上がりが全然違いますからね。過去に優勝したモデルってだけで、相当価値が跳ね上がります。
しかも地方の人なんかはモデルのギャラや交通費、宿泊費何日か分を全部払ってコンテストに臨むわけですよ。本気度が伺えますよね。
それだけ頑張って総合チャンピオンになった人のお店がですね、客単価5000円でガラガラだったりします。(調べれば色々出てくるので、興味があれば調べてみてください)
この現実から何がわかるかというと、世間一般の人はコンテスト優勝者に興味はないし、コンテスト優勝者の技術は一般人には通用しないってことです。
まつげエクステでも一緒ですよ。
お客さんはコンテスト優勝者に興味はないんですよ。
まつげエクステの技術者が価値を感じる技術と、一般人が価値を感じる技術は違うんです。
それがわからないうちは集客できません。
たぶんですけど、あなたもネイルサロンを選ぶ時に、コンテスト受賞者を選んでいないと思うんです。
東京には腐るほどネイルのコンテスト受賞者がいますけど、下手したら1人も知らないんじゃないですかね。
一般人の感覚ってそんなもんです。
話が脱線したのでカメラ目線の写真の話に戻すと、片目開眼のカメラ目線の写真は別に使ってもOKです。
相手の片目に対してこちらの両目が合うことってないと思うので。
あと、両目開眼でも、こちらのサロンのヘッダー写真のように、奥がぼかされている感じならそんなにバチッと目が合わないのでOKです。
これが、正面からがっつり目が合うようなカメラ目線の写真だったら、キャッチコピーは全然頭に入ってこないと思いますよ。
他でも看板やチラシなどに載せる写真は、両目開眼のカメラ目線のほうが効果がある場合があります。
看板やチラシは意識しないと視界にすら入ってこないので、無理やりにでも視界に入れてもらうためにあえてカメラ目線にして目を向けさせるというテクニックです。
自分事で考えればわかると思いますが、看板もチラシも無意識に近いレベルで判断していると思うので、ネットを見ている時とは分けて考えるべきです。
ネットはある程度興味を持って見ていますからね。
こんな感じで、写真は奥が深いわけですが、究極のところをいうと「センスを鍛えるしかない」と思うんですよね。
普段からどれだけ考えながら写真を見ているかが全てでしょう。
僕が後ろからセミナーを見ていた感じ、「NG写真とOK写真の解説」に相当食いついていたので、あれを繰り返せばセンスが鍛えられるのかなと思いました。
ということで、山中さんがひたすら参加者の写真にダメ出しをしていく勉強会を開こうかなと思っています。
急遽決まったので、日時と会場が決まったらまた連絡しますね。