最初に、「マクロ」と「ミクロ」という言葉の意味を知らない人のために、簡単に解説しておきます。
動物というテーマでマクロとミクロを考えていくとして、ミクロというのはその動物の個別の種類です。
犬とか猫とか馬とかキリンとか、個別のものを指すと思ってください。
それに対して、これら個別のものを俯瞰して見たときに、共通の特徴をみたいのもあると思うんですけど、その共通部分がマクロになります。
足が4本で、毛が生えていて、交尾をしてみたいなものがマクロです。
動物をマクロに捉えることができれば、仮に自分がライオンという存在を知らなかったとしても、初めて見た時に動物だと認識できますよね。
ミクロな視点でしかとらえてなかったら、ライオンを初めて見たときに、犬、猫、馬、キリンじゃない何かみたいな感じでしか捉えられないんですね。
なので、またライオンを一から勉強をしなければいけないんですけど、それって大変じゃないですか。
基本的に現代というのは情報が多すぎるので、よっぽど頭の中のキャパシティが広い人じゃない限り、ミクロを追い続けてしまうとパンクしてしまいます。
なので、マクロな視点で物事を考えるクセを身につけてほしいなと思います。
余談ですが、日本人は特にこのマクロな視点が欠けていると言われています。
なぜかというと、学校教育が全ての弊害で、テスト前にやっていた暗記という作業がミクロなんですよ。
学生時代の勉強法のほとんどがミクロの詰め込みなんですね。
たぶん、ほとんどの人が勉強法的なものを習ったことないと思いますし、僕も習わないまま大人になってしまったので、個別に暗記をするのが当たり前だと思っているタイプでした。
それが当たり前になってしまうと、例えばまつげエクステサロンに集客方法を勉強するとなったときに、
・アメブロの集客方法
・フェイスブックの集客方法
・ホットペッパービューティの集客方法
・インスタグラムの集客方法
・ホームページの集客方法
・チラシの集客方法
を個別で勉強しないといけなくなるんですよ。
もちろん、それぞれある程度は勉強したほうがいいですよ。
ただ、集客というものをマクロに捉えることができていれば、アメブロで一回集客できる力さえ身につければ、他の媒体で集客するのは簡単なはずなんです。
どの媒体の集客方法も全部一緒なので。
でも人によっては、アメブロとインスタグラムは全然別のものとか、アメブロとホームページは別、アメブロとチラシは別って考えちゃいますよね。
やはり、その考え方だと集客の勉強をすること自体が大変になってしまって挫折してしまうと思うので、できればマクロな考え方というのを身につけてほしいなと思います。
マクロな視点を持つことの重要性は伝わったと思うので、最後に「まつげエクステサロンが持つべき2つのマクロな視点」というお話をしたいと思います。
一個目が「時代がどう流れているのか」という視点ですね。
二個目が「時代の流れによって人はどう変化したのか」という視点です。
この2つの視点を持っていれば、この先どんな店の集客もさせることができるんですよ。
逆に言うと、この2つの視点がないとどんなツールを使っても全く集客ができないと思います。
さらに言うと、この2つの視点が無い人は、そもそも需要がないことをやっている可能性も高いです。
同じことがずっと需要があるわけではないですからね。
ラーメン業界を例にとると、10年前に流行った味と、今流行っている味は全然違うんですね。
「10年前からずっとお客さんが入り続けているラーメン屋さんがあるじゃないですか」って思うかもしれないんですけど、基本的にそういうラーメン屋さんは味を変えていると思います。
現代人の舌に合わせた味に変化させていると思いますよ。
集客し続けているお店というのは、そういうことやっています。
時代の変化に合わせた何かをやっていると。
時代が変われば人も変わるわけじゃないですか。
5年前の時点でLINEがこんなに流行るって予測できた人はいるのかっていったら、ほとんどいないと思うんですね。
スマホ自体もそうですよね。
20年前とか、そもそも携帯電話がない時代、携帯電話がなくても全然生きていけたんですけど、今もうないと困りますよね。
そうやって時代も変化しているし、人も変化しているので、やっぱそこの変化は感じ取るべきだと思いますし、そこを理解していれば、やるべきことというのは決まってくると
思います。
例えば、10~20年前に書くべきだったチラシと、今書くべきチラシというのは違うと思うんですね。
なぜいうと、人が変化しているから。
でも、それを理解してちゃんとチラシを作っている人って、あんまりいないんじゃないかなと思います。
そういうたいして勉強もしていない人に限って「チラシは集客できない」とか言い出すんですね(苦笑)
繰り返しになりますが、マクロな視点で世の中を見ていったほうが、絶対に集客し続けることができるので、ぜひこのマクロな視点を持つ癖をつけていってほしいなと思います。